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2011-02-11(Fri)

私ノートについて

私ノートについて 京都向日市けいらく堂がお渡しする診察の説明書


1.私ノートは、あなたの体ノート
けいらく堂にご来院されて「治療」を受けた時は、東洋医学の問診―診察の記録を作っています。
その記録を頼りに治療するわけです。その「記録」は、あなたの体質ノートでもありますから、
時々「私ノート」という名前にしてお渡ししています。
2-9.jpg
ご来院されると、問診をします。
東洋医学の治療理論に基づいて、お体のことをお聞きします。

そのあとに治療となります。
2-5.jpg

治療をすると、改善のスピードがわかりますので、
理論が合っていれば、それをノートに記入します。
これを繰り返しますので、より正確なあなたの体の資料ができていきます。

その資料をシンプルにして、
「私ノート」という名前でお渡ししています。

2.東洋医学的な問診資料
〇長いものですが、ご興味のある方はご覧ください。
yugami04.jpg 向日市針 はり

問診編

1.西洋医学と比較し東洋医学の独自性   

西洋医学は、主訴のみ問診し、目に見える範囲で診断し病名をつける。

東洋医学の問診の独自性は、主訴と体質の因果関係を見つけ出し、体表観察で得られた情報を合算して証を決めること。
望・切(体表観察)をし、聞・問(弁証問診)を行う独自性がある。

2.問診の特徴
① 主訴の明確化
② 発症起因の明確化(内因・外因・      不内外因)
③ 現在までの病気の歴史


3.主訴に対する問診の仕方
目的は、診断に必要な情報を多く手に入れることにあり、治療の核となる。

① 痛みはいつから起こったのか?
急性か慢性なのかを判断する。急性は、効果が出やすく治しやすい
慢性はどれくらいの慢性度かが大事。←病気の歴史をしっかり聞く。

② 今日までに症状の変化はありますか?
増悪・軽減・無変化を聞く。増悪・軽減は理由があるはずなので聞く。

③ どんな痛みですか?
Aさんも表現が難しい場合が多いのである程度先導して聞く。

張った感じ痛み(脹痛)・・・気滞
針で刺される痛み(刺痛)・・・瘀血、血虚
だるい痛み(酸痛)・・・虚性の痛み
重だるい痛み(重痛)・・・湿、脾の運化作用
冷たい痛み(冷痛)・・・寒邪、陽気不足
焼ける痛み(灼痛)・・・火邪、陰虚内熱
シクシク我慢できる痛み(隠通)・・・気血不足、陰寒内盛
引っ張る痛み(掣痛)・・・経脈失調、肝病
うつろな痛み(空痛)・・・気血精髄不足
④ 痛みの部位はどこですか?
Aさんに指をささせる。安静時痛のない人は痛い格好をさせる。
患部の熱感、腫脹、左右差の確認

⑤ 痛みを起こした原因はなんですか?
Aさんの思い込みを注意しながら参考程度にする。

肉体労働者を筋肉疲労と思わない。何か原因があって仕事にまで影響したのである。これが解れば重要な情報になる。

⑥ 増悪・緩解因子
この情報は多くあるほうがよい。寒熱虚実を判断するのに非常に有効である。

ex,冷シップで楽→熱   温シップで楽→寒、気滞
   マッサージ 揉んで楽→気滞  揉んで悪化→気虚
   動くと    楽→気滞、痹証   
   安静時痛→瘀血    動作時痛→気滞


4、東洋医学的問診
体質を導きだすために必要な問診。
① 寒熱 ②、汗 ③、飲食 ④、口渇 ⑤、二便 ⑥、耳目 ⑦、睡眠
⑦ 、疼痛 ⑨、月経

① 、寒熱
悪寒と発熱の有無を質問する。寒熱がないのは裏証か内傷雑病である。

悪寒発熱・・・温めても治らない寒けと発熱が同時に出現(外感表証)これは、衛気と外邪の闘争の表れ。
・表寒証(無汗、頭痛、浮緊脈、身体痛)
・表熱証(咽喉の腫れ痛み、口渇、自汗、浮数脈)

但寒不熱・・・温めると治る寒けはあるが発熱しないもの。
・虚寒証(顔面蒼白、四肢の冷え、就眠時の冷え)
・寒邪直中(病変部の冷えと痛み)
・実寒証(いきなり冷たいものを食べたときに、お腹に冷痛が出てくる。)


但熱不寒・・・発熱のみで悪寒しない。
・壮熱(顔面紅潮、口渇冷飲、多汗、裏実熱証によくみられる。)
・陰虚潮熱(午後か夜に微熱がでる、五心煩熱、頬紅、盗汗)
・陽明潮熱(午後3~5時に熱が出る。口渇冷飲、大汗、便秘)
・湿温潮熱(手を当ててすぐは熱くないがしだいに灼熱感が起こるもの、頭や体が重い)
・夏季発熱(子供に多い、気陰不足、口渇、無汗、多尿)
・気虚発熱(食欲無、息切れ、疲れてだるい)

寒熱往来・・・寒と熱が規則的に交替して出現する。邪気が半表半裏にあることを表している。正気が勝てば発熱、邪気が勝てば悪寒を繰り返す。
 
寒熱の上下
寒が上にある・・・のどのつかえ、消化せず腹が張る、しゃっくり
寒が下にある・・・下痢、腹痛、手足の冷え
熱が上にある・・・頭痛、目赤、のどの痛み、歯痛
熱が下にある・・・足腰の腫痛、便秘、小便黄赤

② 汗
汗の有無、部位、量、かきかたを質問する。

自汗・・・労働・発熱の原因によらず、普通にしていても汗が出る。あるいは少し動くだけでかなりの汗が出る状態。
気虚自汗(かなりの発汗、倦怠感、息切れ)
陽虚自汗(気虚自汗、寒け、四肢の冷え)

盗汗・・・寝汗のこと。陰虚内熱時に起こる。睡眠時は表に陰が巡り、裏に陽が巡る。内熱している体に陽が入ってくるので内熱が強くなり、発汗する。

③ 飲食
胃の気に関わり、後天の働きに関わる重要な問診である。

多食 
胃火亢盛(食べてもすぐに空腹になる)
胃熱脾寒(胃火亢盛+消化不良・腹部脹満)
中消証(胃火亢盛+多尿・痩せている)
除中(慢性病で食欲なく受け付けなかったものが突然暴食する)

少食
脾湿不運(腹部脹満、舌苔厚、胃脘部痞満)
脾胃虚弱(慢性病、倦怠感)
胃陰虚(空腹感はあるが食欲がない)

悪食
傷食(特定の食べ物を嫌う、臭いを嫌う)
肝胆脾胃湿熱(脂っこい物を嫌う)

④ 口渇
体内の津液量や散布状態が反映される。寒熱虚実に参考になる。

口渇多飲
熱証・燥証・陽明証・気分証
熱盛傷津(強い口渇、冷たいものを好む)
消渇(よく飲むがそれ以上に小便が出るもの)

口渇少飲
熱入営血(口渇があっても飲みたがらない、多くは飲まない)
瘀血(水を口に含むが飲めない)
湿熱証(熱いものを飲みたがるが量は飲めない)
下焦虚寒(口渇、少飲、熱いものをほしがる)
陰虚証(口渇、少飲、盗汗、五心煩熱)
痰飲・水飲内停(口渇して飲みたがるが飲めば嘔吐する)

⑤ 二便
大腸がつかさどっているが脾胃、小腸、腎、肝、肺とも関係がある

1日1便を基本として、3日0便は便秘、1日3回以上を泄瀉とする。
 
正常便・・有形でバナナ様、潤いがあり、盛り上がる程度、黄褐色、1本につながっている、水に沈む、臭いもきつくない 

便器にネットリとつく(熱)
便器にサラッとしてつかず(寒)
硬くて出にくい(熱)
下痢の臭いがきつい(熱)
下痢の臭いがしない(寒)
排便後スッキリ(正気が充実していて実邪がもれた)
排便後しんどい(正気の弱り)
便がいつもゆるんでいて、やわらかい(虚寒)

脾気虚と脾陽虚の便の違い(脾気虚は一応、消化された便となるが、脾陽虚は未消化物の混じった便になる)

小便は膀胱がつかさどっているが腎、脾、肺、三焦、小腸、大腸とも関係する。1日6~8回が正常とする。

多尿
虚寒証(口渇なく透明な尿がでる)
消渇病(口渇、多飲、多尿に伴い体重減少)
 
少尿
熱盛傷津(色が濃く量が少ない、口渇して水を飲みたがる)
津液の消耗(発汗、嘔吐、下痢がひどい)
水湿停滞(眼瞼、全身の浮腫、尿量が減少し排尿困難になる)

頻尿
下焦湿熱(色濃く、尿意切迫、排尿痛)
下焦虚寒(色は透明、夜間尿を呈する)
脾約病(大腸に津液が行かず、大便が乾燥して硬くなる)

排尿障害
癃閉(りゅうへい)・・・排尿したくても思うように出ない
実証の例 湿熱下注 瘀血 結石
虚証の例 腎陽不足による気化不利 腎陰虚損による津液内停
 
尿失禁・・・意識ははっきりしているが制御できず漏らしてしまう
下元不固(腎気の不足)
熱入心包・中風

遺尿・・・寝ている間に排尿した状態
腎気不足による腎気不固(子供の遺尿は発育が不十分なため)



⑥ 、耳目
 耳は腎の外竅であり、少陽経の経路である

耳鳴り・・・耳中で音声がなるのを自覚すること。
実証 音が大きい
虚証 音が小さい(低いセミのような声)
肝気あるいは肝胆の火が急に上るとキーンとした高音の耳鳴りが起こる

耳聾・・・聴力の低下
実証 突然起こる難聴(風熱、肝胆火鬱、経過は短い) 
虚証 慢性病や老人に起こる難聴(気虚、腎虚)
三焦経、小腸経に熱を持って聞こえにくくなる

眼は肝の外竅である。五臓六腑すべてと関係する

眼痛・・・眼の痛み
眼痛+充血(肝陽上亢、肝火上炎)
風化上憂(風邪に当たると涙が出る、光がまぶしい)

眼花・・・眼のかすみ(肝血不足)

夜盲・・・夜間、暗所では物がはっきりみえない(肝血不足)

眼昏・・・物がはっきり見えない(気血両虚、腎精不足)
 
⑦ 睡眠
寝るときは肝に血が戻る。肝血が戻らないと入眠出来ない。
不眠は陽>陰の状態である。

寝付き・寝起きは肝が中心で行う。寝起きが悪いのは気虚や陽気の弱りでも起こる。(肝,脾、腎に問題)

不眠

・肝鬱化火(情志不舒により肝気鬱結になり、化火して炎上すると心神を擾動して不眠になる)
・痰火擾心(飲食不節で脾胃が損傷し湿痰ができる。それが化火して炎上すると心神を擾動して不眠になる)
・心火亢盛(気鬱化火や過食辛辣で心火独亢になると心神を擾動して不眠になる)
・心腎不交(腎陰虚により心陽が偏亢して心火が旺盛になる。心神を擾動して不眠になる。
・心脾両虚(心血を損ない、脾の生血不足によって心神を養えずに不眠になる)
・心胆気虚(怖がり、驚きやすく、心神の不安で熟睡できなくなる)

夢について
生理的な夢はストレスの発散の一つでもあり、病理的な夢は多すぎて落ち着いて眠れない。

⑧ 疼痛
痛みの原因は気血の鬱滞のよるものか、気血の欠損により栄養・濡潤不足によるものである。

外因による痛み
・風邪 (悪風、悪寒、鼻づまり、頭痛、項背強痛)(行痹、遊走性の痛み)
・寒邪(胃脘痛、冷たいものの食べ過ぎ)(痛痹、激痛、冷えると増悪)
・暑邪(夏暑いときの頭痛、頭がぼんやりする)
・湿邪(着痹、固定性の痛み、重だるさを伴う、雨降りに病態悪化)
・燥邪(のどの痛み、頭痛、強痛)
・火邪(咽喉部の腫脹)

内傷七情
・笑いすぎ(心)・・・胸痛、上腹部痛が起こりやすい
・怒りすぎ(肝)・・・頭部の脹痛、胸脇苦満が起こりやすい。
・思慮過度(脾)・・・腹脹満が起こりやすい
・悲しみすぎ(肺)・・・胸悶、胸痛
・びっくり(腎)・・・腰痛、腰のだるさ


⑨ 月経
生理の普通の状態
・14歳にて初潮。(現代は10歳前後が多い。)
・周期は28日の前後7日。
・経期は3~5日、長くても6~7日
・量の変化は始め少なく、しだいに増え2日目には最も多くなる。それから少なくなって終っていく
・色の変化は紅(指を切った色よりも濃い目)から徐々に深紅となり、終了時には黒茶になる
・血の質は薄くも粘り気も塊もないもの。
・帯下は常に出ている。卵の白身状が正常である

経期
・早く訪れる(熱)
・遅く訪れる(寒)


・濃色(熱、津液の着床で粘る) 
・暗色(寒邪の影響)
・薄色(湿邪があるので薄く見える)
・実傾向(量多く、瘀血傾向で色が濃く粘っているのが熱)
・虚傾向(量少なく、気虚血虚傾向で色が薄くサラッとしているのが寒)

血質
・臭い(熱邪)
・塊(瘀血)⇒突然現れるのは環境の変化、塊が大きいのは子宮筋腫を示唆する

帯下 
・さらさら(寒)
・ねばねば(湿邪・熱邪のきついもの)
・ぱさぱさ(湿よりも熱が強い)

生理後の状態(虚実の判別において、重要な問診)
・体全体がスッキリ(実・瘀血)
・体全体がだるい、もしくは出血がある(虚・血虚)
・生理前のイライラ(気滞によるもの、肝気鬱結)
・生理前の落ち込み(心血不足)

生理時の食事(食べたくなる)
・冷寒物(脾胃の損傷)
・辛いもの(血と衝任脈の熱)
・甘味(湿痰の内生)


これら9つの情報を収集して、表証裏証の決定・八綱弁証・気血弁証・正邪弁証・臓腑弁証を判別して素体を導く。







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